■要介護予備軍と言われる世代にとって終活のラストチャンス!
超高齢社会において、その主役とも言えるのは、シニアの世代です。
シニアというのは、定義は定かではありませんが、一般的には65歳以上と言われます。
もちろん、70歳以上でも問題ありません。
シニアは世代間が広く、70歳代から100歳超までいますので、一括りにしてしまうのは、本来はおかしなことです。
そこで、シニアビジネスを行うマーケティングの専門家が、元気なシニアから、要介護で寝たきりのシニアまで細分化しています。
1.アクティブシニア
2.ディフェンシブシニア
3.ギャップシニア
4.ケアシニア
この中で、今回取り上げるのは、ギャップシニアです。
ギャップシニアとは、介護は不要であるものの、体力と気力の衰えから、やりたいこととできることのギャップが大きいと感じるシニアのことです。
例えば、元気なころなら、旅行に行く、ハイキングに行く等アクティブに行動できたことが、体力に不安を感じるようになり、出かけなくなるようなことです。
ギャップシニアから、高齢化を感じる世代とも言えます。
外出が億劫になると、買い物にも行く機会が減ります。
近所にスーパー等があれば、いいのですが、遠方になると、自力で行くのを諦めてしまう人もいます。
そのため、宅配を利用する方もいます。
1.健康管理面
要介護予備軍と言われるのがギャップシニアの特徴です。
要介護にならないための対策として、日々意識して運動することを心掛けます。
運動をしていて、ひざや腰を痛めて運動ができなくなったりする方もいますが、フレイルを意識して心掛けましょう。
ラジオ体操でもいいですし、簡単なストレッチ運動も効果的です。
あと、散歩が難しいならば、足踏みをすることをおすすめします。
膝を持ち上げる必要はなく、つま先は床に付けたまま、かかとを持ち上げるのです。
脳に刺激が届くので、認知症対策にもなります。
2.財産管理面
仕事はリタイアしている人が大半です。
そのため、年金収入だけが頼みの綱という方が大半です。
体力的にも仕事ができない、あるいはその気力もない方が多いので、収入を増やす方法がありません。
支出に関しては、贅沢なことはしないので、大きな支出はありません。
ただし、預貯金が少ない方は、切り詰めた生活をしなければならないので、生活がきびしいです。
3.ネットワーク面
ギャップシニアは単身者や夫婦のみの世帯が多いです。
家の中にいるだけでは、視野も狭くなり、刺激もありません。
親戚や友人知人とのつながりがあれば、意識して交流します。
また、つながりがない方もいますので、外部とのネットワークづくりに励んでください。
地域活動や奉仕活動に参加するのもいいです。
近所づきあいから始めてください。
孤独死対策にもつながります。
以上のようにギャップシニアは要介護になる日を一日でも伸ばすことを意識しておくことです。
それが、自分自身のためでもあり、家族や社会のためでもあります。
そして、終活に取り組んでおく最後のチャンスです。
財産整理をしておくことと同時にもしもに備えておくことです。
そのためにもエンディングノートの記入をしておきましょう。
要介護になってしまえば、行動範囲も限定されますので、できることから少しづつ行って行くことです。
