■国債だからといって安心安全とは限りません!
先日、ファイナンシャルプランナーとして国債の売却の相談を受けました。
国債とは、国が発行する債券のことです。
国が経済活動において必要なお金を借金することを、「国債を発行する」と呼んでおり、この国債は私たちも購入することができます。
国債は証券会社や銀行等の金融機関で誰でも購入できます。
国債を購入するということはつまり、国に一定期間お金を貸すということです。
最大の特徴は国が保証しているのですから安全であるということです。
その代わり、利息はものすごく低いです。
国債を100万円購入しても、利率は年利0.05%程度ですので、1年で利息はたったの500円です。
しかも、東日本大震災の影響で安全神話は崩壊しつつあると思われます。
今後、南海トラフ地震や台湾有事等も予想される中では、経済活動が停滞するのは、目に見えています。
東日本大震災から10年以上経過していますが、震災不況がいまだに続いているわけです。
これだけ大きな災害で、国の財政も相当なダメージがあるのですから、国債といえども、どうなるかはわかりません。
個人向け国債の場合は、(「変動10年」、「固定5年」、「固定3年」)は第2期利子支払日(発行から1年経過)以降、原則としていつでも、口座を開設している取扱機関で、一部又は全部を中途換金することができます。
私自身もかつて国債を所有していましたが、解約しました。
財産整理として国債をお持ちの方は、今一度見直しておくべきタイミングだと思います。