■高齢者と障がい者がお互いに支え合いながらも先のことを考える必要性とは
介護している家庭も多いと思いますが、最近よく聞く話としてあるのは、「老障介護」です。
老障介護とは、年老いた親が障がいを持つ子供の面倒を見る、あるいは逆に障がいを持つ子が親の面倒を見るといったもの。
実際にあるケースとして、80代の親が、手足の不自由な寝たきりの子の面倒を見ているケース。
親としてはこのことが心配ですが、高齢であるので、先のことを考えておく必要はあります。
また、80代の親が階段で転倒し、寝たきりとなり、足の不自由な子が親の面倒を見ているというケース。
面倒見る側にもすべて介護できないので、ヘルパーなどの手助けがなければ、生活できません。
このように面倒を見る側にも事情があるケースが増えているのが実情です。
少しでも介護の負担を減らせるようなサポートが必要だと感じています。
このようなケースでは、成年後見制度の活用のほか、遺言の作成や生前贈与の活用なども検討してみる必要があると思います。