相続人ではない人への対処法

相続人ではない人への対処法

■相続人でない人が相続に口を挟んできたら気をつけましょう!

相続手続は、すんなりとスムーズに終えるときもありますが、争いが生じてしまうケースもあります。

相続人や相続財産の調査は相続人でも専門家でも単独でできるので、問題ありません。

相続手続において一番重要なのが、遺産分割協議です。

遺産分割協議は、相続人同士で全員で協議すべきものです。

ところが、本来は相続人でない方(例えば、相続人の配偶者など)が遺産分割に口を挟むケースもあります。

相続人同士で、まとまっていた話が、相続人でない方が出てきて、あれやこれや言い出して、まとまらなくなってしまうこともあります。

また、そういう方に限って相続人以上に権利を主張してきます。

しかし、相続人ではないので、そのような行為に正当性はありませんし、従う必要もありません。

相続人でない方が出てきた場合は、原則、相続人だけで遺産分割協議を行うことを忠告します。

また、相続人でない方には、相続人同士が話し合って決めたことに対して部外者がこれ以上、口をはさまないように注意しなければなりません。

こういう方が現れると本当に困ってしまいますが、権限がないということを理解させないといけません。